2010年12月7日火曜日

ワクチンと免疫療法

ワクチンと免疫療法

免疫療法は体内から取り出した細胞を活性化させて、再び体内に戻すやりかたです。

この活性化された細胞をワクチンと称しています。
通常のインフルエンザワクチンなどは病原菌を培養してワクチンを製造しますが、免疫療法の場合は自分の体内から取り出した細胞でワクチンを作り出すのです。

したがって、他の人のワクチンでは副作用を生じてしまいます。

このような免疫療法のやり方から、DCワクチン療法と呼ばれるのです。

ワクチン療法では、体内から取り出した樹状細胞を増殖させます。
そして、その細胞に自分自身の癌の抗原を加えるのです。
そうすることによって樹状細胞は癌を特定して記憶するのです。

つまり、患者の癌を攻撃するためのワクチンが完成するということなのです。
これを体内に戻すと、リンパ球などが癌細胞を攻撃することができるのです。

この仕組みは癌細胞が転移などをした場合でも有効です。
体中の癌細胞を見つけ出すことができるのです。
もちろん、この方法では癌の種類が異なっていると、利用できません。

しかし、体の免疫力をフルに活用して効率よい癌の治療となることは間違いありません。
このDCワクチン療法をさらに進めたものがDCI療法と呼ばれるものです。
これは樹状細胞に抗原を覚えさせるのではなく、体内で覚えさせるのです。

具体的には腫瘍の中に樹状細胞を注入します。
これで腫瘍を癌細胞と認識することができるのです。

この方法であればDCワクチン療法のように外部で樹状細胞の処理をする必要がありませんから、治療としては簡単になります。

また、患者の患部からの癌細胞の抽出ができないケースなどでも利用できるようです。

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